うなぎの漁獲・生産量

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ニホンウナギが絶滅危惧種に指定された。レッドリストに登録されたのだから、もう絶滅寸前といったところだろうか。トキやイリオモテヤマネコなどと同じなのか。しかしウナギは今も日常的に食べている。いったいどうなっているのか調べてみた。
FAOSTATにウナギのデータがあるので、そこから引用する。FAOSTATはFAO(国連食糧農業機関)が運営する世界最大かつ包括的な食料・農林水産業関連のオンライン統計データベースである。これによると、ニホンウナギとヨーロッパウナギを合わせた漁獲・生産量は最大で年間28万トンにも上る。50年前はヨーロッパウナギが圧倒的に多く、ニホンウナギは全体の一部でしかなかった。それが1970年代からニホンウナギの養殖が始まると一気に生産量が増加して、今では養殖のニホンウナギが市場を独占してしまった。時系列で見ていくと凄まじい変化があったことが分かる。

うなぎ漁獲・生産量推移グラフ

 

うなぎ漁獲・生産量推移
出所:Food and Agriculture Organization of the United Nations