最近、再び国産初小型ジェット旅客機・MRJがニュースになったので、航空機の市場について確認しておこうと思う。まず日本国内ではどの位の航空機が生産されているのだろう。これは経済産業省生産動態統計年報機械統計編(旧機械統計年報)平成25年(2013)時系列表に掲載されている。航空機のほとんどが防衛省関係で占められているのはご存知の通り。航空機合計で見るとその他が防衛省を大きく上回るが、これは発動機(エンジン)や発動機部品がその他のほとんどを占めているためである。平成25年(2013)は国内だけで1兆1,089億79百万円にも上る巨大市場である。
出所:経済産業省生産動態統計年報機械統計編(旧機械統計年報)
では世界市場はどうなっているかというと、一般財団法人日本航空機開発協会が次のようなデータを公開している。航空機メーカー別の受注数と納入数を毎月発表しいている。以下はJETのデータの一部である。ジェット機は年間約1400台が納入されている。