ひよこの輸入

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たまごは100%国産。日本国内で作っているから安心して毎日食べることができる。それも生で食べる卵かけご飯が大好きだ。100%国産。もちろんたまごは国内で生産されている。ところが卵を産む親はひな(ひよこ)の段階でほとんどが輸入されているのだ。それもイギリス、オランダ、カナダ、アメリカ、ニュージーランドのたった5か国から輸入されている。現在はこれらの国から常にひよこを輸入しなければたまごが生産できないのだ。

たまごを生産する仕組みは以下のようになっている。

原々種鶏(Great Grand Parent(GGP)):ひいおじいちゃん/ひいおばあちゃん

原種鶏(Grand Parent(GP)):おじいちゃん/おばあちゃん

種鶏(Parent Stock(PS)):お父さん/お母さん

採卵鶏(Commercial(CM))←このニワトリがたまごを産む。

産卵能力の高い採卵鶏を作るために日本は海外から種鶏、原種鶏を輸入した。作った採卵鶏同士から生まれた鶏は産卵能力が低く、採卵鶏として使うことができない。そうなるように品種改良されているので、日本は常に産卵能力の高い採卵鶏を産む種鶏、その種鶏を産む原種鶏を輸入しなくてはならなくってしまったのだ。なぜ採卵鶏ではなく、原種鶏や種鶏を輸入するかというと、鶏は繁殖能力が高く、原種鶏や種鶏は1年間で50倍から90倍に増えるからである。

農林水産省の動物検疫所の「初生ひな(鶏)国別輸入状況」によると、卵用鶏、肉用鶏の輸入合計羽数(平成29年(2017))は次の通り。

イギリス :12万5,280羽
オランダ : 3万5,773羽
カナダ  : 5万9,295羽
アメリカ :12万1,527羽
ニュージーランド: 6万4,986羽
計    :40万6,861羽

前年は約56万羽輸入されている。

国産で最も生産、価格が安定している優等生のようなたまごだが、鶏本体はほぼ輸入に頼り、飼料も輸入頼みというのが実態だった。
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平成29年 初生ひな(鶏)国別輸入状況

 
出典:農林水産省 動物検疫所 動物検疫速報